盛夏の田原にて

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2022.8.2  北条鉄道 田原~網引   Nikon D4s  AF-S 70-200mm F2.8G ED VRⅡ  ISO100

前回の続きです。

余韻に浸る間もなく、すぐにキハ40は粟生から折り返してくるのであまり移動が出来ません。
逆側は逆光のうえ「スズムシ列車」のヘッドマークが付いているため、サイドから流し撮りをすることにします。
先ほどの場所から少し離れた場所に陣取ると、すぐに踏切が鳴り出しました。
しかし、太陽は雲に隠れてしまったうえ、撮影したあとに気付きましたが線路のこちら側に電線があり車体に被ってしまい撃沈。
暑いなか急いで撤収してクルマに逃げ込みます。

さて、この時点でまだ10時過ぎ。
最初は1本撮ったら帰るつもりでしたが、折角なのでもう1本撮ることにしました。
北条町方面へクルマを走らせロケハンを開始し、法華口までやって来たところでキハ40が北条町から出発する時刻に。
ここまでに何箇所か良さげな場所を見つけましたが、そのなかでもっとも気に入った田原駅付近で撮る事にしました。

田原駅前にある大きな木をバックに撮ることにしますが、木の後ろに電柱があり結構目立ちます。
その電柱が木に隠れるように構図をとると、今度は画面左側に電柱と電線が・・。
立ち位置を前後しながら四苦八苦してようやくアングルを決定すると、あと5分もせずに列車がやって来る時間に。
そして定刻、田原駅で新たに乗客を乗せたキハ40がゆっくりと加速してこちらにやって来ました。

こうして北条鉄道初撮影は無事に終了。
ロケハンしてみて分かったのですが、本当にロケーションが良いので、今後も四季折々キハ40を訪ねてみようと思いながら帰路につきました。


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緑の中を

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2022.8.2   北条鉄道 網引~粟生   Nikon D4s AF-S ED300mm F2.8DⅡ+TC14EⅡ   ISO100

今日は休みでしたが、毎年恒例の健康診断で朝から職場へ行く羽目になりました。
診断自体は数十分で無事に終わりましたが、これから仕事に入る同僚を尻目にそそくさと退社。
せっかく休日に職場まで来たのですから、この機会に職場にわりと近い北条鉄道へ向かいました。

正直、今まであまり興味が無かった第三セクターの鉄道ですが、周知の通り五能線のキハ40が入線したことで気になる存在に。
しかし、北条鉄道は非常にロケーションが良く、普段から「作品」を撮り続けられている方が多い路線です。
それ故、キハ40フィーバーでミーハーに訪れるのにも抵抗があり、今まで静観していました。
それでも、興味があるのならば撮れるチャンスがあれば撮っておくというのもまた真理。
あまり難しく考えずに、とりあえず「様子見」という事で訪れることにしました。

北条鉄道の撮影ポイントは全く知らないのですが、以前に偶然通ったことがある粟生駅付近の線形がアタマにありました。
確か東に向かっていた線路が南に向かって大きくカーブしているので、午前中はアウトから順光で撮れるはず。
果たして現地に着いてみると、予想通りいい感じで撮れそうです。
キハ40とのファーストアプローチはその「面構え」を拝むこととして、面縦で撮ることにしました。

線路脇の低い築堤に茂っている夏草をかわすために脚立を用意し、その上に立つと目の前は一面「緑」!
ファインダーの中がその緑一杯になるようにセッティングしてあとは通過を待つだけですが、暑くて汗が滝のように流れます。
時折、流れが速い雲に日差しがさえぎられてヒヤヒヤしますが、通過直前に太陽は晴れゾーンに入り勝利を確信。
近くの踏切が鳴り出す前に、遠くに光るヘッドライトを確認しスタンバイします。
やがて軽快にやって来たキハ40がファインダーに飛び込んできて連写開始!
こうして、五能線色の北条鉄道キハ40との初対面を無事に果たせました。


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