四度目の正直

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2023.3.3  東海道本線 野洲~守山    Nikon D500  AF-S ED28-70mm F2.8D  ISO200

今日は休みですが、家庭運用があるため撮影は予定していませんでした。

しかし、数日前から何気なく見ていた天気予報では、今日の近畿地方は「晴れ」。
今まで3連敗している5087レをダイヤ改正までに撮る最後のチャンスと思い、夕方の家庭運用までに戻ってくることを条件に許可をもらって急遽出撃してきました。

前回は、山崎で「ひだ25号」を撮ってから琵琶湖線へ向かいましたが、今日のターゲットは5087レのみ。
そのため早起きする必要はなく、学校に行く娘と同時に家を出て現地へ向かいます。
2時間ほどで現地に着きましたが、空には雲が広がっており、時折陽がさす程度。
それでも天気予報は強気の「晴れ」のまま、通過時刻のSCWも真っ黒なのを信じてセッティングします。

そのセッティングですが、線路に落ちる架線柱の影と背景に悩まされることに。
背景をスッキリさせると、一両目のサイドにかかる架線柱の影が気になります。
ならば架線柱の影が掛からないようにすると、今度は背景のブルーシートと前面の屋根上に生える奥の架線柱が気になります。
(先日紹介したここで撮ったHC85の訓練運転は、背景を重視したため先頭車のサイドに影が掛かっています。)
悩んだ結果、2台のカメラでそれぞれのアングルにセッティングすることにしました。

さて、天気の方ですが、だんだん雲が割れてきて晴れ間が出る時間が多くなってきました。
しかし、5087レ通過までにやって来た3本の貨レのうち晴れたのは1本のみ。
残念ながら今日はHC85の訓練運転がなかったので、5087レが撃沈なら費用対効果がゼロになってしまいます。
なので、祈るような気持ちで空を見上げて通過を待ちます。

すると祈りが通じたのか、通過10分ほど前になるとみるみる雲が少なくなって太陽は完全に晴れゾーンに。
そして定刻、文句ない光線状態で5087レがやって来ました。
コンテナの積載状態が少々気にはなるものの、4度目の正直が叶い大満足!
家庭運用に間に合うように、急いで帰路につきました。

前述の通り、2台のカメラで異なるアングルを撮影しましたが、今回紹介するのは背景重視で撮った方の写真です。
偶然、架線柱の影が運転室ドア付近にかかったので影が全く気にならず、理想的な構図で撮ることが出来ました。
またこのアングルで撮れるように、今度の改正でも5087レがPFで残ってくれることを切に願う次第です。


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在りし日のPF2127号機

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2007.1.31  山陽本線 三石~上郡   Nikon F6 AF-S ED80-200mm F2.8D  RVP100

先日の大雪の影響で今週は非常に仕事が忙しく、今日は休みで好天でしたが撮影に行く気力がありませんでした・・。

今やEF65は絶滅危惧種で、3月の改正で四国運用の消滅が噂されています。
そのPFのなかでも、ただ1両の存在で絶大な人気を誇るという広島更新色の2127号機。
しかし、個人的にはそれほど好きな塗装ではないので、わざわざ狙って撮ることはありません。
なので、撮影記録を見ても2127号機になってからは一度も撮っていませんでした。

今回紹介するのは、2127号機に改番される前の岡山機関区所属時代に撮った、1127号機牽引の2082レです。
当時の岡山機関区には、一般形・PFともに様々な塗装のEF65が所属しており、広島更新色もこの1127号機以外にも1093号機など数機が存在していました。
そういう訳で特に珍しい存在でもなく、この時も好きだった原色や試験塗装機ではなく少々がっかりした記憶があります。
結局、これが最後の1127号機の撮影となり、前述した通り2127号機に改番されてからは撮ることはありませんでした。

しかし、こうして改めて見てみると、広島更新色のPFも結構カッコいいですね。
3月の改正での新鶴見PFの動向が注目されますが、もし四国運用が残ってくれたら、ぜひ朝の須磨浦で撮ってみようと思います。


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冬晴れの山崎にて

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2023.1.19  東海道本線 山崎~島本    Nikon D500  AF-S 200~500mm F5.6E ED VR(×1.3クロップ)  ISO100

前回の続きです。

「ひだ25号」の次のターゲットは、PF牽引の5087レです。
時間は充分あるので伊吹山バックで、といきたいところですが、滋賀県東部の天気予報は「くもり」。
滋賀県南部は「晴れ」なので、とりあえず琵琶湖線沿線に向かうことにしました。

快晴の京都市内を抜けて大津市に入ると、途端に雲が多くなってきました。
そして、向かう東の方の空一面に雲が立ちこめています。
このまま進むかどうするか‥。
守山まで来ましたが、既にここはもうドン曇りなので少し早い昼飯を食べながら考えます。

このまま東へ向かっても晴れる見込みは無さそう。
それなら晴れ間のあった大津付近に戻ったほうがいいと判断し、来た道を戻ることにします。
しかし、少しのんびりし過ぎて通過時刻が迫ってきた上に、先程は晴れていた大津付近の空には既に晴れ間はありませんでした。
付近の踏切を巡り、タイムアップ寸前に撮れそうな所を見つけてスタンバイ。
やがて曇天のなか5087レが駆け抜けていきました。

がっかりしましたが、5087レは京都貨物駅でバカ停するのでまだチャンスはあります。
守山から高速に乗って、朝居た山崎へ舞い戻ることにしました。
京都市内に入ると再び青空が戻ってきて一安心。
そして山崎の現場に着いたのは、通過20分ほど前でした。

今度の改正で去就が注目されるPFだけに先客が居るだろうと覚悟していましたが、付近には誰も居らず拍子抜け。
急いでセッティングして、スタンバイすること十数分。
冬場の柔らかい陽射しを浴びて5087レが颯爽とやって来ました。


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雪晴れの伊奈川にて Ⅱ

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2005.12.29  中央本線 大桑~須原   Nikon D200  AF-S ED80-200mm F2.8D  ISO100

今日は年内最後の休みですが、さすがに年末の家庭運用で撮影どころではありません(笑)

そういう訳で今回は過去の写真から、以前紹介した別カメラでの撮影分です。
この時の記事でも述べましたが、導入したばかりのD200を携えて木曽路に向かいました。
シェイクダウンは済ませていましたが初の本格運用なので、メインの座は使い慣れたフィルムのF6に。
まだまだ設定等を煮詰めていないのですが、初デジタル機のD70sから格段に進化した性能や使い心地に満足したのを今でも覚えています。
その後D300へ、そして現在はD500とAPS-C機を使い続けていますが、D200はその礎として十分に役目を果たしてくれました。

明日から元旦まで仕事のため、年内のブログ更新は今回で終了です。
この一年、自己満足しかない拙い内容のブログにお越し頂いた方々には感謝の念が堪えません。
来年も皆様のご多幸をお祈りすると共に、当ブログを宜しくお願い申し上げます。


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紅葉バックのコンテナ特急「たから号」

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2009.11.30   山陽本線 上郡~有年   Nikon D300 AF-S ED80~200mm F2.8D   ISO200

もう11月も終わりですが、今年も紅葉と列車を絡めての撮影が出来ず仕舞いでした。
そこで今回は、かなり以前にも紹介したことがある、紅葉バックのコンテナ輸送50周年を記念した「たから号」HM付きロクロク27号機です。

以前紹介したのはフィルムで撮影したメイン機での写真ですが、今回はデジタルのサブ機で撮った写真です。
既に運用を離脱したと思われる、最後のロクロク0番台の27号機。
天邪鬼な私は、変な愛称がつけられたり、アタマの「弁当箱」がどうしても気になったりして、あまり積極的には撮っていませんでした。
それでも最後の原色ロクロクなのでそれなりに撮影はしており、「たから号」HMを掲出し紅葉をバックに走る姿は、その中でも貴重な一枚となりました。


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