夕陽を浴びる103

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2022.9.21  和田岬線 和田岬~兵庫   Nikon D4s  AF-S 70-200mm F2.8G ED VRⅡ  ISO100

前回の続きです。

ワケクマで瑞風を撮ったあと、続行で来る貨レを撮ってから撤収しました。
この後は、先週と同じパターンで和田岬線に向かいます。

先週はかなり余裕をもって到着出来ましたが、今回は瑞風が遅れた上、続行の貨レまで撮ったので、現地に到着したのは通過20分ほど前。
少し離れた駐車場から急ぎ足で現場に着くと、急いでセッティングします。

前回はちょっと構図が下過ぎたので、それを修正の上、若干広角気味に。
と言うのも、先週よりも最後部にかかる影が多くなりそうだからです。
仮セッティングしてすぐ、後ろから夕方初便の和田岬行きがやって来ました。
後追いを写して構図をチェック、微調整して待つこと10分。
夕陽を浴びてこちらに向かってくる103系をファインダーに捉えました。


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ワケクマにて「瑞風」

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2022.9.21  山陽本線 和気~熊山   Nikon D4s  AF-S 70-200mm F2.8G ED VRⅡ  ISO100

台風14号が去って空気が入れ替わったようで、昨日今日は過ごしやすい気候でした。
このまま秋らしくなってくれればいいのですが。

さて、ちょうど一週間前の遠征で唯一曇ってしまい撃沈した「瑞風」ですが、早速リベンジの機会がやって来ました。
先週末に発表された翌週から始まる次月度のシフトを見ると、また次の水曜日は休み!
しかし、当日の天気予報は曇りベースであまり思わしくありません。
どうしようか悩んでいましたが、前日になると岡山南部は「晴れ」予報が出たので、再び出撃することにしました。
となると、先週と同じ「伯備線やくも」「ワケクマ瑞風」「和田岬線103系」と行きたいところですが・・。
今月は既に、宇野線「鷲羽」と播但線「大サロ」、そして先週と遠征続きで懐具合が・・。
そこで今回は「やくも」はパスして、朝は地元で撮影してから下道でワケクマへ向かうことにしました。

そして迎えた水曜日、朝7時半ごろに阪急神戸線の岡本~芦屋川の岡本学校道踏切に到着し、撮影を開始しました。
到着時は雲が多いものの晴れていましたが、30分ほど経つと雲が広がりドン曇りに。
そのあと1時間ほど撮影していましたが晴れる気配が無いので、まだ9時過ぎですがここから撤収してワケクマへ向かうことにしました。

国道2号線から第二神明道路へ入り西へ向かいますが、上空は雲に覆われています。
途中、コンビニで休憩中に天気予報見ると、いつの間にか岡山の予報は「曇りのち晴れ」に・・。
「おいおい、話が違うやないか」と心のなかで突っ込みながらも、一縷の望に賭けて再びクルマに乗り込みました。

姫路市に入った頃に西の方の上空に少し青空が見えてきましたが、上郡付近に来てもまだ晴れません。
これはダメかも・・と意気消沈しましたが、岡山県に入ると青空が広がってきました。
そして和気駅前まで来ると雲は多いものの晴れてきて、「これはいけるかも!」と、テンションがあがり、現地へ急ぎました。

通過1時間ほど前に現場に到着すると、既に数名の方々がスタンバイされていました。
こちらも急いでセッティングして、通過を待ちます。
立ち位置からは太陽が見えないので、上空は気にせずに地上だけに集中することに。
待っている間は殆ど陽が陰らず、通過時間が近付くにつれて期待が高まります。

そして、定時。
最高の光線状態ですが「瑞風」は現れません。
「?」と思いながらも2~3分すると遠くにヘッドライトが。
しかし、やって来たのは「瑞風」の後にやって来る貨レでした。

結局「瑞風」は約15分遅れで登場しましたが、そのときには少し薄雲が・・。
それでも一応晴れ間で捉える事が出来て、先週のリベンジを果たすことが出来ました。

次の機会には、全開露出でなおかつ背景にも完全に陽が当たっている状態で撮ってみたいものですね。


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夕刻の和田岬線にて

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2022.9.14  和田岬線 和田岬~兵庫   Nikon D500  AF-S 70-200mm F2.8G ED VRⅡ  ISO100

前回の続きです。

「やくも8号」を無事に撮れてこのまま終日伯備線で撮影したいところですが、今日はこれで伯備線を後にします。
そして、次に狙うは「Twilightexpress 瑞風」です。
「瑞風」も運行開始から結構時間が経ちましたが、まともに撮ったのは一回だけ。
この日は山陽・山陰周遊コースの往路が運転されるので、和気~熊山の有名ポイントで撮る事にして移動を開始します。

下道をのんびり走ること2時間半ほどで現地に到着しました。
しかし、上空には雲が多く時折陽が陰ります。
一抹の不安を感じながら現場に登り、セッティングして待つこと1時間ほど・・。

見事に曇られました。

と言うわけで、今回は写真は割愛させて頂きますが、ロケーションが非常に良かったのでまた再チャレンジしようと思います。

気持ちを切り替えて、次の撮影に向けてクルマを走らせます。
最後のターゲットは和田岬線103系。
夙川付近での75レ撮影と迷いましたが、時間的に厳しいのと、季節外れの猛暑日で超望遠アングルでは陽炎が立ちそうなので和田岬線に決めました。

和田岬線の夕方初便まで3時間。
下道でギリギリかな、と思っていましたが、国道もバイパスも流れが良くて2時間少しで着くことが出来ました。
少し離れた駐車場にクルマを停めて、脚立とカメラを持って現場へ。
既に奥の線路には影がかかっていますが、出来るだけ目立たないように広角気味に撮る事にします。
30分ほどすると、夕方の初便の和田岬行きが後ろからやって来ました。
後追いを撮影して、露出とアングルをチェック。
そして、10分後。
直前に小さい雲に太陽が隠されて焦りましたが、すぐに雲が抜け、折り返しやって来た103系を夕陽のなか撮ることが出来ました。

このあと30分後に次の便がさらにエロ光で撮れそうですが、恐らく影がだいぶかかりそうなのでこれで終了。
「瑞風」は残念でしたが、今日は概ね満足行く撮影が出来たので、気分良く帰路につきました。


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初秋の朝の「やくも8号」

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2022.9.14  伯備線 美袋~日羽   Nikon D500  AF-S 70-200mm F2.8G ED VRⅡ  ISO100

もう昨日になりましたが、朝から撮影に行って来ました。
シフトが出たときから、この日は1日撮影に行こうと決めていましたが、週間予報では下り坂。
しかし、今週になると一気に予報が好転したので、気を良くしてちょっと遠征することにしました。

候補は「伯備線」「中央西線」「北陸本線」などでしたが、色々検討した結果、伯備線に決定。
しかし今回は諸事情で宵のうちに出発出来ないので、時間的に伯備線南部で国鉄特急色の「やくも8号」を狙うことにしました。

6時半に自宅を出発し、山陽道を一路西へ。
途中休憩を挟みながらも、9時頃には今回の目的地である美袋駅に到着しました。
先客の方に挨拶してセッティングを開始します。
実はここで撮るのは初めて。
早速やって来た2連の115系を撮って、それを参考に構図を練ります。
しばらくすると、ここでのもうひとつの目的である3082レがやって来ました。
今日の牽引機は原色1026号機、喜んでシャッターを切ります。

上空には所々薄雲があるものの、陽が陰る心配はなさそう。
そして定刻、初秋の陽を浴びて「やくも8号」が颯爽と駆け抜けて来ました。


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念願の場所にて

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2022.9.4   播但線 長谷~寺前   Nikon D500 AF-S 200-500mm F5.6E ED VR   ISO400

前回の続きです。

上郡・宇野線と晴れ間で「鷲羽」を撮る事が出来て大満足、次は播但線内で大サロを狙います。

前回に少しだけ触れましたが、今回の大サロの撮影についてあまり積極的になれませんでした。
その主な理由はヘッドマーク。
ここ数年、大サロは「サロンカー○○」というヘッドマークを付けるのがほとんどでした。
「サロンカー紀南」「サロンカー山陽」「サロンカー令和」等々・・。
また、「サロンカー城崎温泉」のように、往路がオリジナルのマークでも、復路には「サロンカー城崎温泉」のマークが付いていました。
この「サロンカーなにわ」の純正マークをアレンジしたデザインが好きで、毎回楽しみにしていたものです。
今回、往路は「兵庫テロワール旅」のオリジナルマークが付いており、それ自体は決して悪いデザインではないのですが、復路は「サロンカー」のマークを期待しておりました。
ところが、今回は往復とも「兵庫テロワール旅」のマークと判明。
また、フル編成ではなく5両で運転という事や、久し振りの大サロ運行で往路は各所激パでトラブル多発と他にも要因はありました。

それとは逆に、播但線を走るのならぜひ撮りたい場所がありました。
それは長谷~寺前にある第一市川橋梁の俯瞰アングル。
播但線はキハ181「はまかぜ」が走っていた頃、よく和田山~竹田などで撮っていました。
しかし、キハ181が引退したあと、雑誌だったかウェブだったか何かで第一市川橋梁俯瞰で撮られたキハ181「はまかぜ」の写真を見つけて愕然。
ここでキハ181を撮りたかった、と残念に思ったとともに、いつか播但線に客レでも入ったらここで撮ろうと心に決めていました。

そういうわけで、ヘッドマークはともかく久し振りの播但線大サロ撮影を決定。
通過時刻には正面に陽が当たらないことを承知の上、第一市川橋梁で撮影するべく宇野線をあとにしました。

途中、昼食をとりながら快晴の下のんびりとドライブを楽しみ、現地に着いたのは通過2時間ほど前でした。
すでに各所で撮影者が集まり出しています。
狙いの場所をクルマで通りかかると、すでに5~6人の方がスタンバイされており、あまり多くないキャパは既に一杯の様相。
出遅れたかな、とのんびりやって来た事を少し後悔しながらも、もしここがダメならどこか人が少ないところで適当に撮って帰ろうと、少し離れた通行の邪魔にならないところにクルマを停めて現場に向かいます。

現場に着くと、やはりスペースが・・。
空いている場所はあるのですが、そこからは木の枝が画面に入り車体にかかってしまいます。
しかし、それさえかわせばなんとかなりそうなので、一旦現場を退去。
離れたクルマのところへ戻り脚立を取り出し、再び現場に戻りました。
そして脚立に上ってカメラを覗いてみると、木の枝の一部が画面右下に入るものの車体にはかからず、背景の草地と同化して全く気にならなくなりました。
これで一安心、あとは来る列車でアングルを微調整するだけです。

気になる天気ですが、雲が多く曇っている時間が多くなっています。
しかし、晴れれば半逆光なので曇ってもいいやと気楽に考えますが、背景だけ陽が当たることが増えてきました。
この状態でやって来た「はまかぜ」を撮ってみましたが、輝度差が大きくてとても見れたものではありません。
なので、いつもとは逆に曇ってくれるように願うはめになりました。

やがて通過時刻が迫ってくると、追っかけ組みの車がぞくぞくと下の道を通り過ぎ、だんだん辺りが騒然としてきます。
そして天気も願いどおり曇ってきました(笑)。
そんななか、カメラの設定などを最終チェックし、遠くの踏切が鳴り出したのを確認するとファインダーを覗いてスタンバイ開始。
ゆっくりと左からファインダーに入ってきたDD51+大サロが右にカーブして第一市川橋梁を渡り切ると連写開始。
10年来思い描いていた「念願の場所」での撮影がようやく叶いました。

こうして早朝からの一連の撮影は終了。
日曜日まる一日の撮影を許可してくれた家族へのお土産をどこで買おうかと考えながら、帰路につきました。


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リバイバル「鷲羽」撮影記【その2】

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2022.9.4   宇野線 彦崎~備前片岡   Nikon D4s AF-S 200-500mm F5.6E ED VR   ISO100

前回の続きです。

上郡での送り込み撮影は、一応満足行く結果となりました。
この後ですが、このまま大サロに転戦しようかと一瞬思ったものの、時刻はまだ8時前。
さすがに夕方まで時間がありすぎるのと、今回の大サロに対しては少し撮影意欲が低下しているので、このまま「鷲羽」の往路を狙うことにします。
送り込みは面縦で撮ったので編成撮りをしようかなと思い、とりあえず近くの築堤へクルマを走らせました。

5分くらいで現地に到着したものの、先ほどの撮影の時の談笑で聞いてはいましたが、やはり築堤の草が伸びていて足回りが隠れそうです。
また、思ったほど人出はないものの、クルマを停める場所が現場近くは一杯だったので、そのままスルーすることに。
この先、山陽本線内では逆光となるので、当初の予定通り宇野線へ向かうことにしました。

備前ICから山陽道に乗り、西へ向かいます。
今朝見た天気予報では、児島付近は「快晴」!
気分良く高速を走っていましたが、岡山市内に入るトンネルを抜けると「曇天」・・。
一気にテンションが下がりました。

しかし、瀬戸中央道に入り進路が南に向くと、若干雲が切れだして青空が見えるようになりました。
水島ICで高速を降りて、事前に目星をつけていた彦崎と備前片岡間にあるカーブへ向かいます。
ここは通過時にはイン側にも陽が当たり、うまくいけば縦構図の編成写真が撮れそうです。
そしてグーグルマップで見てみると、クルマを停めても通行の邪魔にならなさそうのも決め手でした。

そして高速を降りて10分ほどで現地に着きましたが、線路脇は大量の草で覆われていました・・。
編成写真どころか面縦でも撮れなさそうな感じです。
クルマを邪魔にならない広いところに停めて、少々焦りながらカメラと脚立を抱えて付近を右往左往します。
そして何とか草がクリアできる箇所を見つけたものの、こんどはバックに信号機や看板が入り背景はうるさい感じに。
万事休す、ここで妥協するか他の場所を探すか考えながらクルマに戻り、ふと横を見ると・・。
すぐそばの小さな踏切脇のわずかなスペースに気付きました。
灯台下暗し、「ココならいけるかも!」と、そこに脚立を置いて乗ってみると、バックもかなり落ち着いた感じになりました。
と言うわけでここに決定し、三脚をクルマから取り出しセッティングを開始します。

ようやく腰を落ち着け、時折来る電車でアングルの調整をします。
通過まであと1時間ほどになるとだいぶ晴れ間が広がって来たとともに、道行く近所の方たちから話しかけられるようになりました。
「鷲羽を撮りにきたんか?」「何時ごろ通るの?」「(クルマを見て)わざわざ神戸から来たの!」などなど・・。
話をしてみると、皆さん今回「鷲羽」が走ることをご存知で、なおかつ現役の「鷲羽」が走っていた頃の事を懐かしそうに語られ、「鷲羽」の存在がこの地域の方々に深く根付いているのに気付かされました

「がんばって!」「いい写真撮ってや!」とありがたい声援を頂き、気分は上々!
そして通過5分前には太陽が晴れゾーンに入り、勝利を確信します。
やがて踏切が鳴り出しスタンバイ開始。
上郡で撮った反対側のD-27編成を先頭にした「鷲羽」がファインダーに飛び込んで来ました。

構図的には朝の送り込みとほぼ一緒(笑)
しかし、今度は架線の影が少々うるさいもののバリ晴れでインにも陽があたり、これまた満足行く結果となりました。


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リバイバル「鷲羽」撮影記【その1】

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2022.9.4   山陽本線 三石~上郡   Nikon D4s AF-S ED300mm F2.8DⅡ   ISO140
  
今日は、リバイバル「鷲羽」と播但線大サロの復路が運転されたので、久し振りに撮影に行ってきました。

リバイバル「鷲羽」の概要が発表された時、真っ先に思い浮かんだ撮影地は上郡界隈でした。
そして、ヘッドマークを付けた湘南色115系を面縦で撮ることに迷いは無く、撮影ポイントも決めたのですが・・。
思いのほか姫路発の時刻が早く、そのポイントではまだ陽が当たらない事が判明しました。
それどころか、山陽本線内では順光で撮れるところがほとんど無く、順光で撮るなら宇野線内まで行かないといけません。
なので、当初は宇野線で「鷲羽」の往路を撮り、午後から大サロ狙いで播但線に向かうことにしていました。

ところが、2~3日前にふと、送り込み回送の存在を思いつきました。
もし、当日早朝に岡山から送り込むのであれば、本運転の往路・復路よりも撮影条件が良くなります。
そして前日、その送り込みの時刻が判明すると果たしてその通り、まずは上郡に向かうことが決定しました。

うっすらと明るくなり始めた早朝5時過ぎに、上郡の面縦ポイントに到着しました。
昨今の状況から、ひょっとしたら既に激パになっているかもと心配しましたが、先客の方が一組居られるのみ。
難なくポジションを確保出来ました。
皆考えることは同じらしくその後も続々と同業の方々が集まって来ましたが、殺伐とした雰囲気は無く、場所を融通しあったり談笑したりして通過を待ちます。

週間予報では雨模様だったものの前日に予報が好転し、陽が昇ると予報どおり朝日が辺りを照らし出しました。
テンションは上がりますが、日曜は早朝の上り貨物が運休なので、前走りの列車は普電と「スーパーいなば」の2本のみ。
この2本で入念に構図を調整します。

そして、定刻。
薄雲が少しかかったものの、無事に晴れ間で「鷲羽」のヘッドマークを掲げた115系の端正な姿を撮る事が出来ました。


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