2022.9.4 宇野線 彦崎~備前片岡 Nikon D4s AF-S 200-500mm F5.6E ED VR ISO100前回の続きです。
上郡での送り込み撮影は、一応満足行く結果となりました。
この後ですが、このまま大サロに転戦しようかと一瞬思ったものの、時刻はまだ8時前。
さすがに夕方まで時間がありすぎるのと、今回の大サロに対しては少し撮影意欲が低下しているので、このまま「鷲羽」の往路を狙うことにします。
送り込みは面縦で撮ったので編成撮りをしようかなと思い、とりあえず
近くの築堤へクルマを走らせました。
5分くらいで現地に到着したものの、先ほどの撮影の時の談笑で聞いてはいましたが、やはり築堤の草が伸びていて足回りが隠れそうです。
また、思ったほど人出はないものの、クルマを停める場所が現場近くは一杯だったので、そのままスルーすることに。
この先、山陽本線内では逆光となるので、当初の予定通り宇野線へ向かうことにしました。
備前ICから山陽道に乗り、西へ向かいます。
今朝見た天気予報では、児島付近は「快晴」!
気分良く高速を走っていましたが、岡山市内に入るトンネルを抜けると「曇天」・・。
一気にテンションが下がりました。
しかし、瀬戸中央道に入り進路が南に向くと、若干雲が切れだして青空が見えるようになりました。
水島ICで高速を降りて、事前に目星をつけていた彦崎と備前片岡間にあるカーブへ向かいます。
ここは通過時にはイン側にも陽が当たり、うまくいけば縦構図の編成写真が撮れそうです。
そしてグーグルマップで見てみると、クルマを停めても通行の邪魔にならなさそうのも決め手でした。
そして高速を降りて10分ほどで現地に着きましたが、
線路脇は大量の草で覆われていました・・。編成写真どころか面縦でも撮れなさそうな感じです。
クルマを邪魔にならない広いところに停めて、少々焦りながらカメラと脚立を抱えて付近を右往左往します。
そして何とか草がクリアできる箇所を見つけたものの、こんどはバックに信号機や看板が入り背景はうるさい感じに。
万事休す、ここで妥協するか他の場所を探すか考えながらクルマに戻り、ふと横を見ると・・。
すぐそばの小さな踏切脇のわずかなスペースに気付きました。
灯台下暗し、「ココならいけるかも!」と、そこに脚立を置いて乗ってみると、バックもかなり落ち着いた感じになりました。
と言うわけでここに決定し、三脚をクルマから取り出しセッティングを開始します。
ようやく腰を落ち着け、時折来る電車でアングルの調整をします。
通過まであと1時間ほどになるとだいぶ晴れ間が広がって来たとともに、道行く近所の方たちから話しかけられるようになりました。
「鷲羽を撮りにきたんか?」「何時ごろ通るの?」「(クルマを見て)わざわざ神戸から来たの!」などなど・・。
話をしてみると、皆さん今回「鷲羽」が走ることをご存知で、なおかつ現役の「鷲羽」が走っていた頃の事を懐かしそうに語られ、「鷲羽」の存在がこの地域の方々に深く根付いているのに気付かされました
「がんばって!」「いい写真撮ってや!」とありがたい声援を頂き、気分は上々!
そして通過5分前には太陽が晴れゾーンに入り、勝利を確信します。
やがて踏切が鳴り出しスタンバイ開始。
上郡で撮った反対側のD-27編成を先頭にした「鷲羽」がファインダーに飛び込んで来ました。
構図的には朝の送り込みとほぼ一緒(笑)
しかし、今度は架線の影が少々うるさいもののバリ晴れでインにも陽があたり、これまた満足行く結果となりました。


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