2022.10.26 阪急電鉄神戸本線 西宮北口~武庫之荘 Nikon D500 AF-S ED300mm F2.8DⅡ+TC17EⅡ ISO100この秋、久し振りに京とれいん「雅洛」が神戸線を走行します。
かつて、春と秋に臨時列車として西宮北口~嵐山間を走っており、3年前の秋に
神戸線内で撮った事があるものの、生憎の空模様。
翌春の運転時にリベンジを果たそうと思ったものの、コロナ禍でその後は運転されることはありませんでした。
しかしこの夏、ツアー列車としてですが3年振りに神戸線を走ると発表があり、早速3回ある運転日すべて休みを申請しました。
結果、10月に2回ある運転日は休みが取れましたが、11月の運転日は業務の都合で休みが取れず。
それでも2回のうち1回は晴れるだろうという、根拠の無い希望を胸に運転日を心待ちにしました。
10月1回目の運転日である12日、天気予報は週間予報の段階から「晴れ時々くもり」で期待していたものの、2日ほど前から急に下方修正され「くもり時々晴れ」に。
それでも、「晴れ」という文言に一縷の望みをかけて早朝から出撃したものの、全く晴れ間が出ず撃沈。
3年目の写真とほとんど変わらない画像が残っただけでした。
そして二回目の運転日である今日、再び早朝から出撃してきました。
今度は週間予報の段階から「晴れ」。
前日になっても予報は変わらず、果たして今朝起きたら、まだ陽は昇っていないものの空には雲ひとつありません。
喜び勇んで6時頃に自宅を出ました。
途中、日の出を迎え7時前には現地に到着。
まだ切り位置には陽が当たっていませんが、セッティングを終えたらしばしクルマのなかで待機します。
30分ほど経つとようやく切り位置にも陽が当たり出したので、雲ひとつ無い快晴のなか朝ラッシュで次々にやって来る電車を片っ端から撮っていきます。
しばらくして気がつくと、恐らく「雅洛」狙いの同業の方々が数名、近くの踏切に集まっておられました。
前回は曇っていたためか、自分以外通過時にも誰もいませんでしたが、さすがにこの好天では撮りに来られるでしょう。
否が応にもテンションがあがります。
そんななか、通過まであと1時間と迫った9時頃、下り電車内で急病人が発生、王子公園駅で救急搬送との事で遅延が発生しました。
一時は上下線の運行がストップしましたが、幸いにもすぐに解除され、上り電車は概ね定時に通過。
しかし、下り電車のダイヤは乱れています。
そうなると、前回は全く問題なかった「被り」の可能性がアタマをよぎります。
しかし、今日は2時間ほどの間に被られたのは1回のみ。
まあ、大丈夫だろうと能天気に撮影を続行します。
その後、上空に少し雲が湧いてきましたが、太陽の周りには全く雲はありません。
これで天気の心配はなくなりました。
やがて無線から、西北に停車中の「雅洛」への出発指示が流れてきて、定時の出発を確認。
そして、近くの踏切が鳴り出しスタンバイします。
ところが、少し離れた前方の踏切に集まっている同業の方々がしきりに後ろを気にしています。
「?」と思って振り返ると・・。
下り電車が接近!!!
・・一瞬、血の気が引きました(ホントに)
そして、上り線には「雅洛」の姿が。
「この最高の条件で何故・・。」と思いながらもファインダーを覗きスタンバイ。
やがてファインダー内一杯に下り特急の車体が流れていきます。
そして、下り特急の最後部がファインダーから抜ける直前に、その陰から「雅洛」が登場!
反射的にシャッターを押していました。
果たして結果は御覧の通り。
「雅洛」のスピードが遅かったので、かろうじて下り電車が抜けてくれました。
左下に下り電車の影が少し写っていますが、これまた上下線の間隔が開いていたので車体にかからずに済みラッキー。
しかし、慌ててシャッターを押したのでベストな位置の1コマ目はわずかにピンボケになりました。
そういうわけで少しカツカツですが、シャープに写せた2コマ目を紹介いたします。
こうして何とか3年越しでリベンジを果たすことが出来ました。
来月の3回目の運転は撮りに行くことは出来ませんが、また「雅洛」が神戸線を走るときは撮りに行こうと思います。

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2005.10.24 室蘭本線 有珠~長和 Nikon F6 AF-S ED300mm F2.8DⅡ RVP100今日はキハ281系のラストランで道南は賑わっているようですね。
試作車キハ281-901を先頭にした最後の雄姿を、ぜひ撮りたかったです。
そのキハ281「スーパー北斗」、かつてブルトレ撮影で渡道した際はブルトレの合間によく撮りましたが、満足行く写真はあまりありません。
好きな車両だったのにもっと気合をいれて撮っておけば良かったと、今更ながら後悔しています。
そういうわけで今回紹介するのは、割と「まとも」に撮れているキハ281です。
顔の横に少し見えている特殊発光信号機が少々目障りで、連写したこの次のコマなら車体に隠れるはず・・でしたが、実はこれがこのフィルムの最後のコマ。
無常にも自動的に巻き戻しがはじまりベストカットはものに出来ず、なぜケチらずに早めにフィルムを交換しなかったのか、これまた今でも悔やんでいます。
それでも、長編成で車体を傾かせて向かってくる「スーパー北斗」の雄姿を撮る事ができて、出来はともかく結構気に入った写真になりました。

2022.10.18 阪急電鉄宝塚本線 中山観音~山本 Nikon D500 AF-S 200-500mm F5.6E ED VR ISO100 今日は大阪・梅田に行く用事があったので、ついでに少し撮影をしてきました。
8時半頃に自宅を出てクルマで宝塚駅まで行き、そこから阪急宝塚線に乗って山本駅で下車します。
そこから5分ほど歩いて今回の目的地である山本第四踏切に到着しました。
到着すると早速踏切が鳴り、狙いの一つであった5100Fがやって来ましたが、カメラを構えるのが精一杯でただ撮っただけ・・。
残念な結果でしたが、次の撮影に向けて落ち着いて構図を調整することにします。
天気は晴れ予報ですが上空は雲が多く、陽が射す時間がほとんどありません。
そんななか、後ろからやって来たのはもう一つの狙いであった「Classic8000」こと8004F!
この8004Fが宝塚で折り返してやって来る時には晴れることを祈って見送りました。
10分毎に電車がやって来ますが、続く2本はドン曇り。
合間にやって来た回送の5106Fは晴れましたが、曇りのときの露出設定のままで撮ってしまい、露出オーバーで失敗・・。
空を見上げると、やはり雲が圧倒的に空の大部分を占めています。
今日も収穫なしか・・、と半ば諦めながら次来るであろう8004Fの通過を待ちます。
すると8004F通過直前、突如陽が射し出しました。
「?」と空を見上げようとすると、奥の踏切が鳴り出したので眼はファインダーへ。
「晴れているうちに早く!」と心の中で焦っていると、奥から8004Fが現れました。
そして連写開始!
一脚で支えているとはいえ、超望遠のうえ風が強いので微妙に画面が揺れます。
画面からはみ出たところでシャッターから指を離し、踏切脇に避けてプレビューを確認。
焦っていたのか、シャッターポイントのかなり前から連写してしまったので、最初のほうのコマは後ろが切れてしまいました。
プレビューを送っていると、どんどんこちらに近づいて来るものの最後尾が現れず・・。
だんだん大きくなる前面ですが、それにつれて今度はパンタが切れそうです。
「やばい・・」
失敗したかも、と思った次の瞬間、ようやく最後部が現れました。
そういうわけで、カツカツですが何とか両サイドを見せてS字カーブをくねって行く8004Fの姿を捉えることが出来ました。
ホッと安心してふと気付くと、辺りはふたたび日陰に。
空を見上げると、先ほどの日差しはほんのわずかな雲の隙間からでした。
絶妙のタイミングで晴れてくれたのは、まさに奇跡!
その後、2本ほど撮りましたが再び陽が射すことはありませんでした。
結局1時間ほどの滞在で晴れたのは、回送の5106Fとこの8004Fのみ。
ここのところ天気には裏切られ続けていますが、今回は珍しく天気が味方してくれたので、来週予定している撮影時にも晴れてくれることを祈りながら山本駅に向かって歩き出しました。

2011.10.11 室蘭本線 洞爺~有珠 Nikon D300 AF-S 70-200mm F2.8G ED VRⅡ ISO200先月末でJR北海道キハ281系の定期運用が終了しました。
北海道へ行った際は、「スーパー北斗」として札幌~函館間を疾走する姿をブルトレ撮影の合間によく見かけました。
また、札幌~苫小牧・東室蘭~苫小牧と、短区間ながら乗車したこともあり、気動車らしかぬ加速やスピードに感動したものです。
今回は、そのキハ281系を今の時季に撮った一枚です。
室蘭本線の有名撮影地、通称「宇宙軒カーブ」ですが、この時の狙いは「北斗星」。
その20分前に来た「スーパー北斗」です。
「北斗星」に構図を合わせていたので少々バランスが悪いですが、S字カーブを高速で駆け抜けていく姿を捉えることができました。
今月のラストラン、復刻塗装の試作車キハ281-901も連結されて非常に撮りたいのですが・・。
ネットでラストランの状況を堪能しようと思います。


2009.10.5 室蘭本線 礼文~大岸 Nikon F6 AF-S ED80~200mm F2.8D RVP100朝晩はめっきり涼しくなってきました。
今日も秋晴れでよい撮影日和ですが、家庭運用てんこ盛りで撮影はお預けです。
そういうわけで今回は、かなり以前に紹介した写真の次コマなのでほぼ再掲になりますが、ご容赦ください。
毎年恒例だった職場の旅行で前日に北海道入りし、夜半に札幌のホテルをレンタカーで出発。
日の出前に現地に到着し、車中で仮眠して目覚めると、雲ひとつ無い快晴!
勝利を確信してセッティングし、通過を待ちます。
・・・が。
通過まで一時間を切った頃、突如雨雲が空を覆い出し、夕立のような激しい雨が!
あわててクルマに避難するものの、一向に止む気配がありません。
通過時刻が刻一刻と近づく中、移動するべきかここに留まるべきかの選択を迫られます。
しかし、移動するにしても残された時間はあまりありません。
「ここまで来て・・」と無念に思っていると突如雨が止み、急激に天候が回復、再び朝陽が射してきました。
絶望から一転、喜び勇んでクルマを飛び出します。
雨でぬかるんだ斜面をよじ登り、置いてあったずぶ濡れの三脚にカメラをセット。
前走りの列車が雨で撮れなかったので一発勝負、入念に構図をチェックします。
そして10分後。
「カシオペア」が朝陽に輝いてトンネルを飛び出してきた姿を無事に撮ることが出来ました。
この時の絶望的な状況からの逆転劇は、13年経った今でもはっきり覚えています。
でも、心臓に悪いので今後はあまり体験したくない状況ですね(笑)

