「快速特急A」の肖像

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2022.11.27  阪急電鉄京都本線 上牧~高槻市    Nikon D500  AF-S 200-500mm F5.6E ED VR   ISO200 

昨日は、終焉迫る阪急京都線の快速特急Aこと「京とれいん」の撮影をメインに、阪急三昧の一日でした。

早朝に自宅を出発し、まずは朝8時前に宝塚線の「山本第四踏切」に到着しました。
雲ひとつない快晴で、編成には陽が当たっていないものの正面はバッチリ!
ところが、来る電車がほとんど被られてしまいます・・。
9時を過ぎると、上り電車の時刻が少し遅くなったので被りは回避されましたが、運用が一巡した9時半前にここでの撮影を終了。
検査上がりピカピカの「もみじ」マーク付き6011Fや宝塚線の「ミッフィー号」などの成果をあげて現地を後にし、京都線の「梶原上三番踏切」に向かいます。

のんびりクルマを走らせ10時半過ぎに現地に到着しましたが、予想に反して誰もいません。
早速セッティングをして撮影を開始していきます。
天気は相変わらず晴れてはいますが、雲ひとつなかった宝塚と違ってここは雲が多く、時折陽が陰ります。
そしてここに来て1本目の「京とれいん」は、見事に曇られてしまいました・・。

しかし、13時を過ぎると急速に雲がなくなり、あっという間に雲ひとつない快晴に!
それとともに、だんだん同業の方々が集まって来ました。
そんななか、2本目の「京とれいん」を無事に晴れ間でGET。
今まで何度か「京とれいん」を撮りましたが、完全な晴れ間で撮れたのは実はこれが初めて。
これで最低限の目的は達成出来ましたが、さらに2時間後の3本目の「京とれいん」を狙います。

その後も撮影を続行しているとだんだん陽が傾き始め、夕方のいい光線に。
それとともに影落ちも増えて、人出も増えてきました。
すると、通過30分ほど前に自動車通行禁止のこの踏切に軽自動車が侵入し立ち往生、遮断機に閉じ込められ電車が止まるというハプニングが。
しかし、幸いにも3本目の「京とれいん」はその影響を受けず、定刻に夕陽を一杯浴びてやって来ました。

影落ちが酷くて、10数枚連写したうち影が完全に抜けたのはフレームアウト寸前のこの一カットのみ。
少々カツカツながらも、「快速特急A」の雄姿を撮れたことに満足して現地をあとにしました。


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紅葉バックのコンテナ特急「たから号」

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2009.11.30   山陽本線 上郡~有年   Nikon D300 AF-S ED80~200mm F2.8D   ISO200

もう11月も終わりですが、今年も紅葉と列車を絡めての撮影が出来ず仕舞いでした。
そこで今回は、かなり以前にも紹介したことがある、紅葉バックのコンテナ輸送50周年を記念した「たから号」HM付きロクロク27号機です。

以前紹介したのはフィルムで撮影したメイン機での写真ですが、今回はデジタルのサブ機で撮った写真です。
既に運用を離脱したと思われる、最後のロクロク0番台の27号機。
天邪鬼な私は、変な愛称がつけられたり、アタマの「弁当箱」がどうしても気になったりして、あまり積極的には撮っていませんでした。
それでも最後の原色ロクロクなのでそれなりに撮影はしており、「たから号」HMを掲出し紅葉をバックに走る姿は、その中でも貴重な一枚となりました。


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御影S字で「もみじ狩り」 2022ver.

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2022.11.16  阪急電鉄神戸本線 御影~岡本    Nikon D4s  AF-S 70-200mm F2.8G ED VRⅡ  ISO100

昨日は「京とれいん雅洛」が神戸線を走行する最終日でしたが、残念ながら仕事でした。
前回走行時に撮ってはいますが、違うアングルで撮りたかった気持ちもあり、好天を羨みながら業務に励んでいました(笑)。

その反動で休みの今日、家族が学校と仕事に向かったら早速出撃、阪急神戸線の御影S字へ向かいました。
30分ほどで現地に到着し、好天のなか1時間半ほど撮影しましたが、今日は1000系と9000系が多く狙いの編成がほとんど来なかったのが少々残念。
それでも、普通運用ながら8002Fや、神戸線で「もみじ」HMを付けている4編成中唯一撮れていなかった8003Fも撮れて、それなりに収穫はありました。

そういうわけで、今回は「もみじ」HMを掲げた8003Fを紹介致します。
ちょうど1年前にもここで「もみじ」HMを撮っていましたが、ここ御影S字は個人的にこれから春先までがシーズンインと思っていますので、また時間があれば通おうと思います。


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夕陽に輝く「銀ガマ」

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2022.11.9  北陸本線 虎姫~長浜    Nikon D4s  AF-S 70-200mm F2.8G ED VRⅡ  ISO160

前回の続きです。

阪急撮影後、尼崎ICから名神高速に乗り、東へ向かいます。
気持ちよい陽気のなか、好きな音楽を聴きながらのんびりと運転するのは至福の時でした。
しかし、途中SAへの寄り道などでのんびりし過ぎて、5087レの時間が厳しくなってきました。
少々ペースを速めて米原ICを降り、近江長岡の伊吹山バックへ向かいますが、ここを訪れるのはボンネット「しらさぎ」以来約20年振り。
記憶違いで道を間違えたりして、現場に到着したのは通過まで10分を切っていました。
クルマを邪魔にならないところに停めて、カメラだけ掴んでダッシュ。
しかし、立ち位置を求めて右往左往していると無情にもタイムアップ。
何とか撮影は出来たものの、アングルは中途半端なうえ、よく見ると機関車にススキがかかったりして満足行く出来ではありませんでした。
まあ、また機会があればリベンジすればいいか、とあまり気落ちせずに現地をあとにします。

そして次は本命の4076レの撮影へ向かいます。
河毛~虎姫~長浜と午後の上り列車が順光で撮れる場所がいくつかありますが、虎姫~長浜はほぼ南北に線路が走っているので、今の時季わずかですが河毛~虎姫よりも正面に陽が当たります。
しかし、ここも訪れるのはC57「北びわこ」や485系「しらさぎ」が走っていた頃以来。
記憶を頼りに各踏切を巡っていき、無事に立ち位置を発見してセッティング。
すぐやって来た「しらさぎ8号」を撮影後、遅い昼食をとる為に一旦現場を離れ、再び戻ってきたのは4067レ通過1時間半ほど前でした。
周囲には誰も居らず、雲ひとつない天気に暖かい陽気のなか一人静かに佇むのはこれまた至福の時。
しばらくしてやって来た「しらさぎ60号」を撮影してアングルを最終チェック。
そして30分後、傾き始めた陽光に照らされた510号機が颯爽とやって来ました。

このあと、さらに30分後にやって来た「しらさぎ10号」を撮影して本日は終了。
長浜駅前にある「長浜鉄道スクエア」に少し寄ったあと、下道を延々4時間走り帰宅しました。


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今年初の「もみじ狩り」

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2022.11.9  阪急電鉄神戸本線 西宮北口~武庫之荘    Nikon D500  AF-S ED300mm F2.8DⅡ+TC17EⅡ  ISO100

昨日と今日は珍しく平日の連休です。
昨日の天気予報は、全国的に「快晴」!
これからの時季、なかなか晴れない山陰や北陸などに遠征しようかとも思いましたが、諸事情で今回は近場で撮ることに。
早朝から阪急神戸線の朝ラッシュを撮って、昼はスマシオで「瑞風」やEF510牽引の2077レなどを狙い、夕方は再び阪急を王子公園で撮るというプランを立てました。

そして当日、7時半すぎに西北~武庫之荘の武庫川駆け下りポイントに到着。
予報どおり雲ひとつない快晴のなか、朝ラッシュでひっきりなしにやって来る電車を撮っていきます。
しかし、8002Fは普通運用、8000F・7009F・検査明け間もない7010Fなど狙いの編成がことごとく10連運用に投入されがっかり・・。
それでも運用が一巡する1時間半ほど滞在し、先日から掲出が始まった、この時期恒例の「もみじ」マークも複編成撮る事が出来ました。
今回は、そのなかで一番出来が良かった7012Fを紹介します。

さて、時間はまだ9時半前。
夕方も神戸線を撮る予定でしたが、朝の顔触れを見ると狙いの編成がほとんど来ないのでどうしようか思案します。
これだけ天気が良いので郊外で撮影したくなり、夕方の阪急の撮影はキャンセルして「瑞風」をワケクマで狙おうかとも考えました。
とりあえず、ワケクマでも撮れる2077レの牽引機を調べます。

銀ガマの509か510号機が来ればいいなぁ、と思っていましたが、なんとここのところずっとEF210の代走・・。
なら銀ガマは何処に・・、と思ってついでに調べると、509は酒田へ向かってますが510は4076レでこちらへ向かっていました。
4076レなら北陸線内で順光で撮れる所が多いので、一気にこちらへ気持ちが傾きます。
さすがに丸岡ストレートまでは時間的・予算的に厳しいですが、米原経由なので長浜付近なら夕方近くのいい光線で撮れそう。
また、4076レまでに「しらさぎ」や近くの近江長岡付近でPF牽引の5087レも撮れるので効率も良いです。

というわけで湖東に向かうことに決定し、機材撤収後クルマを東に走らせました。


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秋光浴びる1059号機

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2008.11.5   山陽本線 上郡~有年   Nikon F6 AF-S ED300mm F2.8DⅡ  RVP100

11月に入り、朝晩はめっきり寒くなってきました。
考えてみれば今年ももうあと2ヶ月、月日が経つのは早いですね。

74レ・75レもシーズンオフとなり、来年の改正での四国運用の去就が注目される新鶴見区PFですが、今回はそのPFの中でも異色の存在だった1059号機です。
JR発足直後に1065号機とともに試験塗装を施された1059号機ですが、派手な1065号機とは対照的に比較的地味な1059号機にはよく遭遇しました。
しかし、なかなか晴れ間で捉えることが出来ず、満足行くカットが撮れたのはほんのわずか。
そのなかの一つが、今回紹介するちょうど14年前に上郡付近で捉えたカットです。

この日は早朝から、終焉迫る0系をメインに、千種川や大津トンネルで新幹線を撮っていました。
やがて新幹線撮影が一段落し、次に向かったのは山陽本線の上郡~有年でした。
ここでの狙いは、当時岡山区所属だった1059号機牽引の2082レ。
秋の陽光を一杯に浴びてやって来た1059号機は、軽やかに、そして鮮やかにファインダーの中を駆け抜けて行きました。

その後、吹田で折り返して次の運用になる75レを狙いに加島陸橋へ向かい、すでに陽は当たりませんが淡い残照に照らされる1059号機を撮って、長い一日が終わりました。
そして、翌年3月に1059号機は廃車に。
結局、これが晴れ間に撮れた1059号機の最後のカットとなりました。


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